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定時運航, 運航

格安航空会社、危機を乗り切る適応能力と短距離市場の強みを発揮

February 16, 2022

2021年の定時運航率ランキングの格安航空会社(LCC)部門では、全日空(ANA)傘下の日本国内線航空会社であるソラシドエアが首位に立ちました。

2021年の定時運航率ランキングの格安航空会社(LCC)部門では、全日空(ANA)傘下の日本国内線航空会社であるソラシドエアが首位に立ちました。

同社は現在、九州の主要都市と、羽田空港および那覇空港を結ぶ計14路線を有しており、非常に機動性の高い運航を行っています。

同様にANA傘下の日本国内線航空会社であるスターフライヤーも、ソラシドエアに次いで2位に入りました。スターフライヤーは、IATAおよびICAOのリストではLCCと位置づけられています。しかし、同社は自らについて、低コスト構造を持ちながらフルサービスを提供するハイブリッドな航空会社であると称しています。

Ciriumは現在、このハイブリッドというカテゴリーに注目し、運航モデルが実際にその方向に進んでいるかどうかを見極めようとしています。今のところ、Ciriumの定時運航率レビューにハイブリッドという新しいカテゴリーを加えるという決断ができるほど、世界にハイブリッドを自称する航空会社はまだ十分に存在していません。

LCCは2021年、新型コロナウイルスに起因する激変環境に対する適応能力を示してきました。短距離フライトを利用しようとする消費者が多く、そこに特化していることが功を奏したと言えるでしょう。

特筆すべきはブエリング航空です。2019年のLCC部門ランキングには登場しませんでしたが、デジタルトランスフォーメーションに注力した結果、2021年のランキングでは6位に食い込んでいます。また同社は、2021年6月から12月にかけて、13万9,000便を運航した10位のアズールブラジル航空に次いで、2番目に多いフライト運航数(9万500便超)を記録しました。

Ciriumは、2021年のCirium航空会社インサイトレビュー(AIR)において、2021年の市況や2022年の展望に関する数多くの洞察的知見をまとめています。

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