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シリウムが2021年に世界の空の旅が最も多かった月は12月であると発表、一方で、過去10年間で最多の5万9000便を超えるフライトが年末間近に欠航に

January 17, 2022

航空分析企業のシリウムは、12月が2021年に世界のフライトが最も多かった月であり、合計数は243万便に上ったことを明らかにしています。一方で、2021年12月24日から2022年1月3日までの間に世界で欠航となったフライトの総数は5万9240便で、約2.4%を占めました。

  • シリウムの2021年定時運航率レビューによると、2021年に世界中で運航されたフライトが最も多かった月は12月で、合計243万便に上ったことが明らかになりました。
  • 12月24日から1月3日にかけて世界で5万9240便以上のフライトが欠航になり、12月のフライトの欠航数は過去10年間で最多となりました。
  • これらのフライトの欠航のうち2万500便が、新年の最初の3日間に発生しました。
  • 米国の4大航空会社が、12月24日から1月3日までの間に合計約7040便を欠航にしました。
  • アメリカン航空は、2021年に最多の約185万50便を運航しました。
  • ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港は、今年最も混雑したグローバル空港であり、定時運航率のグローバル空港トップ20の中で15位にランク付けされました。

ロンドン–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — 航空分析企業のシリウムは、12月が2021年に世界のフライトが最も多かった月であり、合計数は243万便に上ったことを明らかにしています。一方で、2021年12月24日から2022年1月3日までの間に世界で欠航となったフライトの総数は5万9240便で、約2.4%を占めました。

この期間の欠航数は、12月の欠航では過去10年間で最多であり、2019年の欠航数の6倍、2020年の2.5倍になっています。新年の最初の3日間で、合計2万500便が欠航になりました。

シリウムのデータによると、米国の4大航空会社は12月24日から2022年1月3日にかけて、約7040便を欠航にしました。世界的には、この期間に5万9000便以上が欠航になりました。(画像:ビジネスワイヤ)
シリウムのデータによると、米国の4大航空会社は12月24日から2022年1月3日にかけて、約7040便を欠航にしました。世界的には、この期間に5万9000便以上が欠航になりました。(画像:ビジネスワイヤ)

アメリカン航空、デルタ航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空の米国4大航空会社は、この期間に約7040便を欠航にしました。

これらの欠航は、COVID-19のオミクロン株の感染者数急増と、その他の運航上の課題(冬の天候など)により引き起こされ、航空会社は乗務員と地上業務全体のスタッフ不足により、急速にフライトを欠航にしました。

オミクロン以前の全世界の運航フライトは、前週比で1.5%増加しました(2021年12月11~17日)。しかし、全世界のフライトは現在オミクロンの影響を受けて、前週と比較して5%減少しています。

地域間で大きな相違があり、米国、欧州、北大西洋では9~10%減少し、中国では6%増加している一方で、アジア太平洋と中東では横ばいとなっています。

シリウムのジェレミー・ボーウェン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。

「フライトの混乱が航空会社や空港に及ぼす影響は一様ではありません。迅速対応のために整えられている設備やリソースの可用性と柔軟性次第です。慎重な計画を立てている航空会社や空港は、運航の混乱を最小限に抑えるでしょう。シリウムは、フライトの完了率と定時運航率を測定することにより、混乱のレベルを監視しています。」

「シリウムの最近の定時運航率レビューは、一部の航空会社が乗客への影響を減らすために、いかにオペレーションに焦点を合わせてきたかを示しています。たとえば、デルタ航空は、2021年6月から12月までにフライトの99.8%を完了し、シリウムのレビューで全世界の航空会社カテゴリーの受賞航空会社となった全日本空輸の完了率は99.2%でした。」

フライト数の多い航空会社についての調査も行われています。例えば、アメリカン航空は2021年に最多のフライト(約185万50便)を運航しましたが、それでもフライトの80.47%が時間どおりに到着しました。アメリカン航空は、1年以上にわたって需要が大きく落ち込んだ後に、フライト数を回復させることに苦労しましたが、フライトの97.5%を完了しました。

デルタ航空の主要ハブ空港であるハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(ATL)は、33万6890便という出発便数により、今年最も混雑した空港になりました。最多のフライトを処理したにもかかわらず、同空港はグローバル空港トップ20の定時運航率で15位にランク付けされました。

アムステルダム空港(AMS)は、2021年に国際線の便数が最も多かった空港であり、出発便の合計数は12万3070便でしたが、定時運航率のトップ20の空港ランキングには入りませんでした。空港は今年、包括的なパンデミック・プロトコルの導入や、料金とサービスの調整と徴収の最適化、そして人員配置の最適化において、多くの変動を経験しました。

シリウムの定時運航率レビューは、航空会社と空港の業務実績の業界基準です。シリウムは、フライト数の回復を受けて2021年6月にレポートを再開し、定期的に月次更新を行って、A地点からB地点まで乗客を時間どおりに運ぶ上での業界の実績の評価に役立てています。シリウムの定時運航率分析は、600を超えるリアルタイムのフライト情報ソースからのフライト・データに基づいています。

2021年定時運航レポート

私たちは航空会社と空港の定時運航の分析を行い、業界最長の13年間にわたりCirium定時運航率レポートを発表してきました。Ciriumはフライト運航数の回復を受け、2021年5月にレポートを再開しました。毎月のレポートは、航空会社の乗客をA地点からB地点まで定時運航で運ぶ実績を把握するのに役立っています。Ciriumの定時運航率分析は、600を超すリアルタイムのフライト情報ソースから得た運航データに基づいて行われています。ある航空会社のフライトが定時到着と認められるためには、そのフライトが、航空会社が公開していた予定到着時刻と実際の到着時刻と比べて15分未満で到着する必要があります。

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