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即時分析, 航空機業界の動向予測

即時分析:東南アジア市場はコロナ禍から回復しているのか?

June 6, 2022

東南アジア(ASEAN地域)のパンデミックからの回復状況についての最新トレンドをご紹介します。

Cirium Analysis - on the fly

東南アジア市場はコロナ禍から回復しているのか?

10ヵ国で構成される東南アジア諸国連合(ASEAN)は、6億人以上の人口を抱えています。この地域は豊かな観光市場と大規模なビジネスセンターを有し、移民が多く、中国、インド、オーストラリアのような巨大市場にも近いことから、世界で最もダイナミックな航空市場の一つでもあります。ASEAN地域では、新型コロナウイルスによるパンデミックの中、航空機運航の大部分が停止されましたが、現在は関係各国の渡航制限も緩和されつつあり、航空各社はスケジュールを再構築しているところです。

多くの地域がコロナ関連の厳しい措置を解除している一方、隔離要件はなお、アジアの多くの国々で適用されています。しかし、タイ、シンガポール、マレーシアは、入国規制、ウイルスの検査要件、マスク着用指針の緩和を発表しました。これにより、観光業や航空輸送が活発化することが期待されています。

国内線市場は、より複雑な渡航制限が実施される国際線市場よりも早く回復する傾向があります。コロナ危機の最中、インドネシアやベトナムといった大きな国内線市場を有するASEANの国々の航空サービスは、比較的順調に推移していました。

国際線市場に深く依存するシンガポールは、大市場を持つASEANの6ヵ国中、コロナ禍の影響を最も強く受けました。それでも、シンガポールは最近、回復のペースを非常に速めており、今年第2四半期の輸送量は既に、2021年同期比で2倍近くに増えています(出発便の座席数で測定、下の表参照)。マレーシアの今年第2四半期の数字も、2021年同期比で3倍以上に増えています。

現時点では、インドネシアはまだ渡航関連の制限を解除していません。しかし、私たちは、制限を解除するASEANの国が増えるにつれて、この地域の輸送量の水準が、2021年のそれをさらに大きく上回ることが期待できると考えています。

Source: Diio by Cirium, data from May 9, 2022

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